鮮度と消費

昨日、XANADUレコーディング初日。

エンジニアの方に5回くらい”男前だなー!”と言われた(笑)ピアノの調律これでどうですかと言われて2,3節このレコーディングで弾くフレーズを弾いたが、触れた瞬間音が生きていたのでものの数秒でバッチリです、って言った時。ドラムのゲンキがスタジオにあった機材見て、わーこれ面白そうこんなん入れてみてもいいかもですねーって言ったので、良いよぉ、良いように好きにやってー、って言った時。レコーディングの合間の会話で、ライブでも何でも、音間違えたからってもし結果それが良かったらそれが良い、生きているかどうかが大事って言った時。

今回のアルバムは、作詞、作曲、編曲、ミュージシャンの選定、録るスタジオ、どの曲を入れるか、曲順、ジャケット、歌詞カード。そして、金。全て、他でも無い、自分から出たもの。私が良いって言えばそれがマル。

と思って、2日目、レコーディングに向かう道中でこんな記事を目にした。noteにはいい文章が多いのでよく読んでいるが引き寄せかなんか知らないけどこういう時にフィットした文章にふと巡り合ったりする。

【インスタントに消費されていく世界の中で】

https://note.mu/qzqrnl/n/nf29993c59832

2015年のソロアルバム、2017年のヒーテレ、そして今回と、ここ2年ごとに新しいアルバムを作っている。全てオリジナルで全部違う曲。空前のヒットを放ったわけでもないし、メジャーレーベルから出たわけでもない。でも、どのアルバムも、何より自分が気に入っているしどこへ出されても恥ずかしくない。下世話なことを言えば、どれも全て早い段階でペイしていてちゃんと利益にもなっている。

今回は参加していただくミュージシャンも多く、スタジオの時間も取るしぶっちゃけ金はかかる。でも昨日のレコーディング初日を終えて、今朝目覚めて、昨日ほんとうに楽しかったし、自分の作品を仲間と創っている、っていう実感が、とても、あった。

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本当の愉しみは、金を貰うことよりも、その貰った金を貯めて、自分が本当にやりたいことのために、ずどーーーーーーーんと思い切り使うことにある。

まだ学生の頃、バイト代を貯めては旅に出ていた自分を見て母が、あんたツアーコンダクターにでもなればいいんじゃない、旅行好きも生かせるやんと言った時、それはない、と即答した。人のために旅行なんて別にしたくないし興味もない、旅は自分が行きたいところに行きたいだけ行きたい。ツアーの旅なんて微塵の興味も無い。自分が出す金なのに人に決められたコースを連れ回されるなんて真っ平ごめんだ。

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今回のアルバムは、平成最後の大仕事でもあるけど、自分の人生前半戦の集大成的なものでもある。どの曲もどの歌詞も、ここはなぁ、、という場所は一箇所もない。あとは、そういう音を録れるかどうかだけ。録音するときのことを考えたアレンジじゃないから録るのは大変だけど、いつも音を出してきた信頼のメンバーだから、安心して任せられるし好きなようにやってもらえばいい。

冬の入り口に録った音にふさわしい、冴えて澄んだ音になっていると思います。

さ、2日目。

参る。

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