ルースギンズバーグ氏
昨日見たビリーブっていう映画、原題Basis on the sex、実話に基づく、って最初に書いてあって、非常に興味深く見ていたのだが
最後にご本人と思われる方が登場して
あれっこの人見たことある、と思ったら昨年亡くなった時にネットが大騒ぎなってたルース・ギンズバーグさんだった。
ああ、そうか!この人の話やったんか!
と去年の記憶とつながる。
ネットの海外ニュースでも、この方は私たちの誇り、拠り所だった、とニューヨークの女性たちが涙していて、へぇ、そんな影響のある方がいらしたのか、とその時はぼんやり見ていたのだけど
性差別に法から立ち向かう方で、法律で決まっていた女性差別をひとつひとつ変えていき、最後は最高裁判事までなられた方。
すごい方がいるもんや、全然知らんかった。しかも最後まで現役。
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最近、一生出来る仕事のことを考える。
コロナ禍の前も後も、昔から自分の目標というか信条は一つしか無い。
それは、一生現役で、一生、自分で食うこと。
旦那さんに食わしてもらえばいいでしょ、ってさらっと言われること多いけど、うちは一円一銭まで完全折半。
夫もミュージシャンだけど、相手の収入が少ないであろう月も、ああそうですかそれは大変ですねと情状酌量の余地なく折半してる。私はコロナで仕事激減してるが、夫が、めぐみさんどうやって生活してんの、と笑うくらいだ。
そのおかげもあるが、互いの金の使い方には別に口出ししない。夫が衝動買いでギターを買おうが、こっちが衝動買いで高い家具を買おうが、知ったこっちゃない。
そのかわり、収入低い月もてめぇで何とかしろというスタイル。今月はちょっと出してあげようか、みたいなことは、一緒に住み始めて5年目だが、一度もない。(たまに今月は稼いだし寿司奢ったろ!とかはそりゃありますが。)
昨年からひょんな縁で始まった化学仕事はまさに一生現役のそれで、ご一緒した方はみんなワクチン優先世代。後期高齢者の区分な人々が、スーツ着てバリバリ全国飛び回って仕事されてるのに触れるだけでも、こういう将来があるのか、と励みになる。
人生で大切なことは、頑張ればああなれるかもしれない、というモデルが自分の先にいることだ。前に道のないところを自らの手で切り拓いてでも希望を持って進める人は、そう多くは無い。
誰かが切り拓けば、そのあとに続く人が踏み固めて道を作っていき、通れる道になる。全ての新しいものは、そうやって出来てきた。
私は、最後まで、自分で生きたい。
ミュージシャンだろうが、他の仕事だろうが、仕事はなんでもいい。夫の収入に頼ることなく、また、夫をヒモにすることなく(ヒモはもうたくさんです。経験者は語るw)、互いに自立した人生。
ホテルの演奏仕事を先週やめたけど、辞めるずいぶん前から、この仕事60になっても出来る仕事ではないな、と思っていた。演奏は出来ても、需要は無い。
白髪の老婆でもホテルのラウンジ仕事を出来る時代であって欲しいが、今の日本では少なくともそうなってはいない。
最期の瞬間まで、自分で生きれたら、今生は本望。
時間はいくらでもある。
この時間で、いくつか新しい勉強を始めようと思っている。何かになるためにやるわけじゃ無い。どんなに裕福になったって、時間だけは金で買えないのだ。
そういや昨日突然pythonの基礎講座をやり始めた。無料でいくらでも転がっている。
このご時世、勉強するのに、金がいらない。
なんて良い時代なんだろう。
一生をかけてやりたいこと。
それは、勉強。